更年期障害の代表的な症状であるホットフラッシュ、のぼせ、発汗異常。これらの症状は自律神経の乱れが大きく関わっています。
「もしかして更年期かも？」と感じている方は、適切な対処法を取り入れて、体の内側から整えていきましょう。
ホットフラッシュ、のぼせ、発汗異常とは？
ホットフラッシュとは、気温に関係なく突然体が熱くなる症状です。顔や体がほてり、大量の汗をかくこともあります。特に「突然顔が熱くなる」「夜中に汗が止まらない」といった症状に悩む人が多く、更年期の代表的な症状の一つです。のぼせは、頭に血が上るような感覚を伴います。発汗異常は、大量の汗が止まらなくなる状態を指します。
これらの症状は「血管運動神経症状」と呼ばれ、更年期にエストロゲンが減少することで自律神経が乱れ、血管の収縮や拡張がうまくコントロールできなくなることが原因と考えられています。
また、日本人の中には発汗がひどくないものの、「ほてり」と「冷え」が交互に訪れるタイプの人も多くいます。たとえば、「顔が熱くなった後、背中がぞくぞくと冷えてくる」「首から上が熱いのに足は冷えている」といった症状がみられます。これは「冷えのぼせ」と呼ばれ、体温調節がうまく機能していないことを示します。実はホットフラッシュは「体が冷えているサイン」でもあり、体温調節が乱れることで発生することが多いのです。
ホットフラッシュが起こる原因
ホットフラッシュの主な原因は、卵巣機能の低下によるエストロゲン分泌量の減少です。
通常、エストロゲンは脳からの指令によって卵巣から分泌されます。しかし、更年期が近づくと卵巣機能が低下し、脳の指令に応えられなくなります。その結果、脳が過剰に反応し、自律神経のコントロールが乱れ、ホットフラッシュなどの症状が引き起こされます。
また、ストレスや環境要因、睡眠不足、血行不良なども症状を悪化させる要因となることがあります。
ホットフラッシュの対処法
ホットフラッシュの症状を緩和するために、以下のような方法が有効です。
1. 生活習慣の改善
・適度な運動：ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を取り入れ、血流を促進しましょう。
・バランスの取れた食事：大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをします。
・アルコールやカフェインを控える：刺激物の摂取は体温上昇や血流増加を招き、ホットフラッシュを引き起こしやすくなります。
2. 症状が出たときの対応
・体を冷やす：冷却グッズや冷たい飲み物で体温を下げましょう。
・服装の調整：重ね着をして温度調節しやすい服装を心がけましょう。
・深呼吸をする：腹式呼吸を意識することで、副交感神経を優位にし、症状を和らげます。
3. 医療的な治療
・ホルモン補充療法（HRT）：エストロゲンを補充することで、ホットフラッシュを軽減できます。
・漢方薬の活用：症状に合わせた漢方薬で、自律神経のバランスを整えることが可能です。
・プラセンタ療法：更年期症状の緩和に効果が期待されています。
「病院に行くのはためらわれる」「できるだけ自然な方法で改善したい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
まずは手軽に取り入れられる温活から始めてみるのはいかがでしょうか。
温活でホットフラッシュを和らげる
ホットフラッシュの症状を軽減するために、体を温めて自律神経のバランスを整える「温活」が効果的です。
温活のメリット
・自律神経を調整：温熱刺激が神経のバランスを整えるのに役立ちます。
・血行促進：血流を良くし、ホルモンバランスを整えます。
・リラックス効果：温かい環境に身を置くことで、ストレスを軽減できます。
おすすめの温活方法
1. 当店の酵素風呂
酵素風呂は、米ぬかと竹パウダーを発酵させた熱を利用した温浴方法です。自然発酵の熱で体を芯から温め、血行促進や自律神経の調整に役立ちます。週1～2回程度の利用が効果的です。
2. 当店のよもぎ蒸し
よもぎ蒸しは、国産無農薬のよもぎと漢方理論に基づいて配合された和漢を煎じた蒸気を下半身中心に浴びる健康法です。よもぎと和漢の成分が粘膜から吸収され、体を温めるだけでなく、リラックス効果やホルモンバランスの調整にも期待できます。週1～2回程度の習慣化が推奨されます。
まとめ
ホットフラッシュ、のぼせ、発汗異常などの症状は、更年期における自律神経の乱れが原因の一つです。
日常生活の工夫や医療的アプローチに加えて、温活を習慣にすることで、症状の軽減が期待できます。適切な対処を行いながら、快適な毎日を過ごしましょう。